1st Concert 出演者インタビュー Vol.2
西村 広幸
指揮
練習を経て、「小編成吹奏楽」ならではの良さ、魅力はどんなところにあると感じますか?
一つにコミュニケーションの取りやすさが挙げられると思います。
自分は大編成の吹奏楽で演奏をしていたこともありますが、それに比べると指揮者と演奏者、また演奏者同士の距離が近いです。そうすると、言葉だけでなく音楽のアンサンブルという意味でもコミュニケーションが取りやすく、一人ひとりが音楽づくりにより積極的になれていると感じます。そういったところからも「オーケストラ」より「アンサンブル」という実感が強いですね。
見どころ、聴きどころはありますか?
何と言っても奏者一人ひとりの技量が高いです。
今回の演奏メンバーには、吹奏楽コンクールの全国大会の舞台を経験している人や、今までオーケストラや室内楽を中心に活動してきた人など、様々な人に集まってもらいました。そんな現役の藝大生たちだからこそ引き出せるサウンド、迫力を、中高生に馴染みのある吹奏楽のレパートリーを通して体験していただきたいです。
演奏会に向けて意気込みをお願いします。
この演奏会は、単に楽曲を披露するというよりも、「小編成吹奏楽」というジャンルの可能性を追求する挑戦という意味合いが強いのかなと思っています。それを同年代の素晴らしい奏者たちと一緒にできるのはとても楽しみですし、私たちの演奏が、聴いてくださる方の「選択肢」を広げられることを目指していきたいです。